足利市が現在、声優の前野智昭さんが音声ガイドを務める「足利長尾ゆかりの町巡り音声ガイド」を行っている。
足利市立美術館(足利市通2)で開催されている足利市制100周年記念特別展「戦国武将 足利長尾の武と美-その命脈は永遠に-」と「刀剣乱舞-ONLINE-」のコラボレーション企画の一環。音声ガイドアプリ「聴く美術」を使い、「足利市立美術館」、「史跡足利学校」(昌平町)、「鑁阿寺(ばんなじ)」(家富町)、「大祥山長林寺」(西宮町)、「足利織姫神社」(西宮町)、「太平記館」(伊勢町)、「あしかがフラワーパーク」(迫間町)の7カ所を紹介する。
前野さんは、「刀剣乱舞-ONLINE-」「刀剣乱舞無双」の山姥切国広役を務める。山姥切国広と一緒に「まち歩き」の疑似体験を楽しんでもらうことを目的にしており、吹き替えは今回のための完全オリジナルボイスとなっている。声優による観光音声ガイドは、足利市では初めての取り組みとなる。
スマートフォンやタブレットにアプリをダウンロードし、アプリ内で「足利長尾ゆかりの町巡り音声ガイド」を選択して決済後、ガイドプログラムをダウンロードすると利用できる。特別展の期間中は、何度でも利用できる。
事前にダウンロードしてから足利に訪れているファンも多く、職員がガイドを紹介すると「既に利用している」と答える人が多いという。足利市観光振興課の吉澤剛さんは「市外から来る人だけでなく、地元の人が聞いても魅力の再発見につながる内容になっている。収録時に、足利市独特のイントネーションで、語尾が下がる『足利』の発音をお願いしたため、地元の人が聞いても違和感のないものとなった。親近感を抱いてもらえるのでは」と呼び掛ける。
アプリのダウンロードは無料。ガイド利用料金は610円。3月27日まで。