足利市内を流れる渡良瀬川全域で6月10日の日の出と同時に、アユ釣りが解禁された。投網・掛け釣りは8月下旬以降順次解禁予定。
常見町にある渡良瀬漁業協同組合は期間中、4回に分けて12万匹のアユを放流する。
同組合専務理事の小野寺孝之さんは「今年は黒潮の影響で天然遡上(そじょう)が多い。サイズは例年よりは大きいようだ。平均20~22センチ、大きいもので27センチのものが釣れている」と話す。
アユの餌釣り、オランダ釣り、ドカン釣り類(まき餌、練り餌の使用を含む)は禁止。囮(おとり)のハナカンから40センチより長いハリスは使えない(アユルアーも同じ)。違反入漁者には、10万円以下の過怠金が課せられる。
投網・掛け釣りは10月31日の日没までだが、釣りは期限がなく11月ごろまで釣れる。入漁料は1日2,300円、年間9,000円(投網・掛け釣り・釣り共通)。中学生以下の釣りは無料。入漁券は上州屋(足利市福富町)、竹屋釣具店(大前町)で年券のみ取り扱う。全種取り扱いは渡良瀬囮店(鹿島町)まで。