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足利で400年続く伝統行事「ペタンコ祭り」 親から子へ思い継がれる

一歳になる前の赤ちゃん、お父さんに抱かれながら参拝

一歳になる前の赤ちゃん、お父さんに抱かれながら参拝

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 足利市の重要文化財に指定され400年以上も前から続いてきた「足利初山祭り」が今年も、6月1日に行われた。

 「ペタンコまつり」の愛称で知られるこの祭りは毎年6月1日の浅間神社の山開きの日に行われている。この1年間に生まれた赤ちゃんのおでこに御朱印を押してもらうことで、無病・息災・開運を祈願する祭り。男の子は高い山の男浅間に、女の子は低い山の女浅間へ参拝するのも特徴だ。

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 御朱印は男女で形が異なり、それぞれに意味がある。日本男児の象徴である「桜花形」の御朱印は、立派に無事成長するようにという意味。神聖で清らかという意味を持つ「四角」の中に浅間神社が描かれる御朱印は、女の子に清らかで美しく成長するようにという意味が込められている。

 夏日となった今年は、朝早くから家族連れでにぎわっていた。市内からはもちろん、佐野市や小山市、群馬の太田市からも多く参拝客が訪れた。神奈川県から来たという家族の父親は「(自身が)小さいころに連れて行ってもらった行事を子どもたちに経験させたい」という思いで帰省したという。「登っている時に、自分の親はどんな思いで登っていたのか考えさせられた。子どもには健康で思いやりのある子に育ってほしい」と参拝の感想を話した。