東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレーのトーチ展示が10月18日、足利市役所で始まった。
東京オリンピック聖火リレーは3月25日に福島県をスタート。2番目の開催県となる栃木県内で、初日の3月28日、同市が県第1区間となった。同市総合運動場陸上競技場(田所町)を出発し、12人のランナーによってゴール地点の足利市役所までつながれた。
足利市は、市内を巡る聖火リレーで使ったトーチを大会終了後に購入した。緊急事態宣言が明けたことを受け、広く市民に披露するため展示する。同市で実施した聖火リレーの写真と併せて本庁舎1階東側(足利銀行市役所出張所前)に飾る。
トーチは長さ71センチで、重さは燃料の200グラムを除いた1キロ。「桜ゴールド」と呼ばれる色で、上から見ると桜の花の形をしたデザインになっている。アルミニウム製で、素材の一部には東日本大震災の仮設住宅の窓などを再利用している。アクリルケースに覆われ触れることはできないが、撮影は可能。
まちの魅力創出課の井汲義晃さんは「聖火リレーの記憶を思い出してもらえたら。コロナ禍で制限がある中、聖火リレーを近くで見たくても見られなかった人もいるので、期日前投票と併せて、ぜひ見にきてほしい」と呼び掛ける。
開庁時間は平日9時~17時。今月29日まで。