足利の街なかを巡りながらウオーキングを楽しむ「Withコロナ あしかが春ウォーク」が4月29日、開催された。
足利市制100周年、同商工会議所80周年、同所青年部創立40周年を記念し、「足利春まつり実行委員会」が主催。例年4月29日に開催しているウオークラリーイベント「まちなかウォーク」が昨年はコロナ禍で中止になり、今年は企画を一新した。感染症対策のため、各コース500人、市民限定で事前予約を行い2年ぶりの開催となった。
ウオーキングは2コースに分かれて行われた。午前スタートの「宝探しコース」は、家族や子ども向けにスマホアプリ「COCOAR(ココアル)」を使い、市内名所でクイズを解き「お宝スタンプ」を集めるコース。午後スタートの「渡良瀬コース」は、約6キロのコース内のチェックポイントを回りスタンプを集めていくため、渡良瀬川を挟んだ市内を巡りながらウオーキングを楽しみたい人向けとなっている。
当日は朝から雨がちらついたため、午前・午後の参加者は合わせて321人となった。同会議所の担当、武井晋平さんは「天気が心配だったが何とか回復し、人数は減ってしまったが足利市の皆さんに楽しんでいただけたようで良かった。青年部の若い経営者たちが足利に元気を、コロナ禍でもイベントを、という思いの中で開催することができた」と話す。
受付会場の中橋緑地多目的広場では「ふれあいマルシェ」が開催され、キッチンカーによる飲食物の販売や、ストレッチなどのレクリエーションのほか、ステージイベントが開かれた。
家族で参加した小学6年の龍造寺美晴さんは「クイズでは、知らなかった足利のことを知ることができて良かった。スマホで回答するとたかうじ君がしゃべるのが面白く、楽しんで参加できた」と笑顔を見せた。父親の隆興さんは「コロナ禍だが、主催の皆さんが対策を講じながら、雨の中、よく開催してくれた。足利は歩いて楽しめる街。ぜひ、こうしたイベントを今後も続けてほしい」と話した。