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足利市長に早川尚秀さん初当選 現職の和泉聡さん再選ならず

選挙報告会後の取材に応じる早川尚秀さん

選挙報告会後の取材に応じる早川尚秀さん

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 4月25日に投開票が行われた足利市長選挙は開票の結果、早川尚秀(なおひで)さんが初当選した。

早川さん選挙報告会の様子

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 任期満了に伴う足利市長選は、現職の和泉聡さん(57)と元県議の新人早川尚秀さん(48)=自民推薦=の一騎討ちとなった。開票の結果、早川さんが3万4409票を獲得。3選を目指した和泉さんの2万3508票を約1万1000票の差で上回り、初当選を果たした。投票率は48.40%(前回無投票、前々回53.57%)だった。

 早川さんは1972(昭和47)年生まれ足利市出身。足利市立南小学校、山辺中学校、私立桐蔭学園高等学校(神奈川県横浜市)を経て早稲田大学政治経済学部を卒業した。2001(平成13)年、3代前の同市長で父の早川一夫さんが急逝し、5年勤めた足利銀行を退職。2003(平成15年)、統一地方選挙で栃木県議会議員に初当選した。県議当選後は各委員会で委員長を歴任し、県議会議長も務めた経歴を持つ。

 同日21時半ごろ、早川さんの事務所では、当選確実の報を受けて歓声が沸いた。選挙報告会であいさつした早川さんは、支持者らと共に万歳三唱を行った。

 早川さんは「初めての経験で必死に活動してきた。当選を受けて、支援いただいた全ての皆さまに心から感謝している。地方を取り巻く環境は厳しく、足利も例外ではない。『やるべきこと、やらなければいけないこと』を政策として優先順位を見極めながら、市議会と議論を深めながら、県と協力関係を構築し、周辺の市町村とも協議し進めていきたい。公約を実現できるよう、期待に応えられるように最大限の努力をしていく」と意気込みを見せた。

 敗れた和泉さんは「大変残念な結果となり、自分の力不足を感じている。皆さまには申し訳ないが悔いはない。早川さんにはぜひ、いいまちづくりをしていただきたい。これまで8年間市長としての私を支えてくださった全ての皆さまに感謝している」と話した。

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