企画展「足利市の軌跡」が1月16日から、足利市ふるさと学習・資料館(足利市小俣町)で始まった。
1月1日に市制100周年を迎えたことを機に、同展では、市の誕生の大正~終戦期、戦後の合併による市域の拡大に焦点を当て、1921(大正10)年の市制施行後、半世紀にわたる同市の写真、地図、古文書など78点を紹介。大正後期から昭和40年代の戦前~戦後に市のシンボルとなっていた「旧庁舎の掲額」や、実物の「市章」「市旗」なども展示する。
展示初日の16日は、教育委員会文化課の渡辺進さんによる展示解説が行われた。市制前後の行政文書や貴重な資料の説明に、訪れた約10人の来館者の中からは質問や感想の声が度々上がった。市内から訪れた中学校の男性教諭は「生徒たちにとって、市制100周年は身近に市の歩みについて伝えることができる機会。授業に生かせることができれば」と話す。
2月7日13時30分から、渡辺さんが展示解説を行う。予約不要。参加無料。開館時間は10時~15時。入館無料。月曜休館。2月28日まで。