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足利市、成人式を10月末に延期 新型コロナ感染拡大で

2020(令和2)年 成人式の様子(提供=足利市)

2020(令和2)年 成人式の様子(提供=足利市)

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 1月10日に開催を予定していた足利市の成人式が、10月31日に延期されることになった。

2019年 成人式の様子

 同市は、新型コロナウイルス感染症の流行に収束が見えないことから、市内9会場における全ての式典の延期を決めた。担当する生涯学習課は「新成人及びご家族をはじめとする市民の皆様の健康と安全を守ることを第一に考え、式典を延期する」と発表。新成人への延期の連絡は、市ホームページで周知を図ったほか、通知文を発送した。

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 同市で今年、新成人となったのは2000(平成12)年4月2日~2001(平成13)年4月1日生まれ、男性739人、女性689人の計1428人。式典延期に伴い、衣装等のキャンセル料が発生した場合は一部助成を検討しているという。

 同市出身の新成人の女性は「新型コロナウイルスの感染者が急増している今、成人式の延期は良かったと思う。さらに言えば、収束の目処が立たない現状、希望を持たせず中止でも良かったのではとも思っている」と話す。同市在住の女性からは「コロナ禍で延期になってしまうのは仕方ないが、とても残念。延期については、もう少し早く対応してほしかった。振り袖などを購入、レンタルした方がいる中で12月下旬に延期のお知らせでは少し対応が遅いのでは」と厳しい意見も。

 市内で長年着付けを請け負っている「キムラ美容室」(足利市通3)では、昨年の七五三や、今回の成人式などの着付けの予約キャンセルの連絡が、コロナ禍の影響で何件もあったという。店主の山田裕美さんは「コロナ禍でキャンセルになってしまうのは仕方がないので、今は新成人を心から祝ってあげたい。オンラインで集まったり、集合写真を作ったりするなど、新成人の意見が反映されるような成人式ができるといいのでは」と笑顔で話す。