足利市内の2カ所でサンドイッチの移動販売を行う「Nido SAND(にどさんど)」(群馬県太田市)がオープンして3カ月が過ぎた。
店主の小泉力斗さんは、ワーキングホリデーでのオーストラリア滞在時に、勤務先のカフェで「賄い用」として出されていたサンドイッチのことが忘れられず、「あのサンドイッチを日本でも提供したい」と10月3日に同店を開いた。店名には「一度と言わず、二度、三度食べに来てほしい」という思いを込める。
市内にある有楽公園(元学町)とカジュアル衣料品店「ライトオン朝倉店」(朝倉町)の2カ所の他、群馬県内でも移動販売を行う。販売場所で客層が異なるが、同市では20~40代くらいの主婦層が多く、最近は友人や家族への土産用として買いに来る客もいるという。友人の勧めで来店したという女性は「友達がリピーターで、情報を聞いて買ってみたいと思っていた。フルーツサンドがおいしそうだったので購入したい」と話していた。
販売する種類や量は前日、インスタグラムのアンケート結果や予約状況などを元に決めている。ハムとチーズ、ゆで卵と野菜をサンドした「野菜のお姫様」(390円)などの総菜サンドや、バナナとチョコホイップをサンドした「チョコバナナの王様」(300円)などのフルーツサンドのほか、週替わりのメニューも販売する。
小泉さんは「3カ月やってきて一番印象に残っているのは15分で完売した日のこと。毎日学ぶことがあり、楽しく仕事ができているのはお客さまあってのことなので、日々感謝している」と話す。
営業時間や出店場所の情報はインスタグラムで随時更新。火曜定休。予約可能。