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足利学校で「アマビコ」を掲載した大正時代の百科事典展示 疫病退散願い

大正時代発行の百科事典に掲載されたアマビコ

大正時代発行の百科事典に掲載されたアマビコ

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 史跡足利学校(足利市昌平町)は、新型コロナウイルスの終息を願い、疫病を払うとの言い伝えがある妖怪「アマビコ」が載った書籍などを展示している。

唐の玄宗皇帝の夢に現れて病気を癒やしたとされる「鍾馗(しょうき)」の人形

 展示しているのは、1916(大正5)年発行の百科事典「廣(こう)文庫」の第1冊。アマビコは江戸時代に熊本県で出現した「怪鳥」とされ、「猿のような声で豊作と疫病を予言し、自分の姿を描いたものを見ると病にならないと言い残して消えた」と書かれている。挿絵は3本足の猿のような生き物が描かれている。

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 SNSで「アマビエ」が流行していることを知った職員が2週間かけて関連資料を探したところ、アマビエは見つからなかったがアマビコを発見した。学芸員の大澤伸啓(のぶひろ)さんは「熊本で出現し、海中にすみ、3本足でくちばしがあり、その姿を描き写したものを見た人が病気にならないという内容はアマビエもアマビコも同じ。『エ』と『コ』は似ているので伝わるうちに変化したのでは」と話す。

 「アマビコと一緒に鑑賞してもらえたら」と、中国の故事で唐の玄宗皇帝の夢に現れて病気を癒やしたとされ、端午の節句の人形やのぼりに見られる「鍾馗(しょうき)」の人形も展示している。1996(平成8)年に当時の天皇陛下とベルギー国王が同史跡の訪問の際、ベルギー国王に献上したものと同じ作品だという。

 開館時間は9時~17時(最終受け付けは16時30分)。第3水曜休館。入館料は、一般=420円、高校生=220円、中学生以下無料。

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