洋菓子店「Moon Rose(ムーンローズ)」(足利市五十部町)が3月14日、足利産の唐辛子を使った「閻魔大王 激辛チョコプリン」の販売を始めた。
同店はスイーツの製造・販売を手掛け、カフェスペースを併設する洋菓子店。新商品の「閻魔大王 激辛チョコプリン」は、足利市の寺院「利生院 閻魔大王(井草町)」にちなんだ激辛スイーツ。価格は429円。同市名草町で農業を営む遠藤茂太さんが生産した「辛とうがらし」を使っている。市の「地域おこし協力隊」による協力の下、店主の森本美和さんが開発した。
森本さんは「今は激辛ブーム。足利にゆかりのある閻魔大王には『辛いもの』というイメージがあったので利生院の住職に相談し、コラボが実現した。せっかく作るなら足利産のものを使い、地元の役に立ちたいと思っていた」と話す。
地域おこし協力隊の後藤芳枝さんは「店舗のある『街』と農家のいる『里山』をつなげる機会ができて良かった」と話す。
チョコプリンの中にはクランチした唐辛子が入っている。上にのった甘い生クリームには足利産ネギを使ったネギラー油をかけ、香り付けしている。森本さんは「見た目はかわいいが中身は辛い。スイーツだと思ってだまされないで」とほほ笑む。
営業時間は10時~19時。水曜・第3木曜定休。