足利市生涯学習センター(足利市相生町1)で8月1日、上智大学STP(サマー・ティーチング・プログラム)が始まった。期間は8月8日までの8日間。
このプログラムは、上智大学外国語学部英語学科の学生によるボランティアサークルが、小学校5年生~中学生を対象に英語を学ぶ楽しさを伝えるために活動しているもの。夏休み期間を活用して開いている。国内外の7つの地域で行っており、50年近い長い歴史を持つ開催地もある。本年度の参加者数は104人。足利での開催は今年で13年目。リピーターを含め毎年多くの応募があるという。
授業は上智大学STPの24人が3人1組になり、8つのクラスを受け持つ。プログラム期間を通して1クラス10人前後の子どもたちを担当する。クラスごとに独自に作成したテキストを使い、授業の構成まで任されている。アクティビティー(映画鑑賞・料理・工作・実験ほか)も多く、英語、または英語圏の文化に触れる内容。
プログラムチーフの平岡幹也(みきや)さんは「英語を学ぶ楽しさを伝えることが当初からの目標。昨日より今日、子どもたちができるようになっている、興味を持ってくれている、と感じるのが一番うれしいことだし、活動しているやりがい」と話す。