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足利市立美術館で製本アーティストのワークショップ 自分だけの本作り

自分で考えた本を製本する参加者の目は真剣そのもの

自分で考えた本を製本する参加者の目は真剣そのもの

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 ワークショップ「手で作る!自分だけの本」が11月9日、足利市立美術館(足利市通2)多目的ホールで開かれた。

山崎さんは「本の仕組みを見せられて良かった」と話した

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 「足利チャイルドあーとくらぶ」が年2回開催し、今年で5年目を迎えた。毎回各界で活躍するアーティストを講師として招き、石こうの型作り、写真、木を使った製作など、さまざまなワークショップを行っている。

 今回は小学1年~5年の25人が参加した。講師は製本アーティストの山崎曜さん。大学や自身が主宰する「手で作る本の教室」で、子どもから大人までを対象に指導者として活動し、海外でもワークショップを行っている。同館学芸員の篠原誠司さんは「本の仕組みを一から知ることができ、本への愛着も持てる。自由な発想で作品作りを楽しめるのでは」と話した。

 ワークショップでは工程ごとに参加者を集めて実際に作業を見せながら、製本の基本を説明。見本を見ながら実際に手で触れてみたり、山崎さんに直接教わったりする児童の姿が見られた。市内から参加した小学1年の福田結衣さんは「図工が好きだから作る工程が全部楽しかった」と自分の作った作品を笑顔で眺めながら振り返った。

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