「GUESTHOUSEわ家」(TEL 0284-55-6810)が9月14日、足利市雪輪町の路地裏にオープンした。
共有スペースとキッチン。キッチンは土間のような造りにリノベーションした
築100年以上が経過し、以前は機屋(はたや)として使われていた建物は、路地裏の民家と民家の間を通ると見えてくる。管理人居住型のゲストハウスで、1階には風呂とトイレ、共有スペース、キッチンと管理人の部屋がある。2階はドミトリー(相部屋を前提とした部屋)タイプの客室で、定員は7人。室内は古民家の趣を大切にリノベーションし、2階南東の壁には落書きの跡も残した。
管理人の早川恵理子さんは、台湾へ旅行した際に出合ったゲストハウスに心を奪われ、帰国後勤めていた会社を退職。ゲストハウスを開くため、市内の飲食店や農家でアルバイトをしながら資金をためたという。6月下旬に始まったリノベーションには、草むしりや塗装などの助っ人のほか、差し入れを持ってきた人や見学に来た人なども訪れた。
早川さんは「無事オープンできて良かった。今後はこの宿から、宿泊者がいろいろな引き出しを開けて、さまざまな『わ』をつないでもらえたら」と期待を込める。
料金は3,500円~。16時~22時チェックイン、12時チェックアウト。