
男子バスケットボールBリーグ1部の宇都宮ブレックス(以下、ブレックス)のプレシーズンゲーム(PSG)が9月6日・7日、足利市民体育館(足利市大橋町)で行われた。
昨シーズンの途中からチームの指揮を執っていたジーコ・コロネルさんが、新ヘッドコーチに
ブレックスは昨シーズン全60試合を戦い、48勝12敗のリーグ最高勝率でチャンピオンシップに出場。ファイナルでは琉球ゴールデンキングスとの激闘を制し、3シーズンぶり3度目の優勝を果たした。シーズン途中の2月、前ヘッドコーチのケビン・ブラスウェルさんが急逝。困難な状況の中、チームは一丸となって勝ち進み、年間王者に輝いた。6月には、Bリーグ王者として出場した「バスケットボールチャンピオンズリーグアジア(BCL Asia 2025)」でも優勝を飾った。
PSG1戦目は仙台89ERSと対戦。78-88で敗れ、黒星スタートとなった。2戦目は、今シーズンB1復帰を果たした昨季B2優勝の富山グラウジーズと対戦。第1クオーター(Q)はリードを許すも、第2Qで逆転し42-40で後半へ。第3Q、第4Qで点差を広げ、94-84で勝利した。
両日ともチケットは完売で、2日間で延べ4989人(主催者発表)が来場。試合会場はファンの声援と熱気に包まれた。都内から2日連続で観戦に訪れた川上愛さんは「毎年プレシーズンを観戦しに来ている。今シーズン若手の選手もたくさんいるので、頑張ってほしい」と話した。
ブレックスは今月18日から、シンガポールで開かれるクラブチーム世界一を決定する大会「FIBAインターコンチネンタルカップ」にアジア代表として出場する。10月11日・12日には島根スサノオマジックを迎え、レギュラーシーズンのホーム開幕戦を戦う。