足利で地域のICT支援を行うNPO法人「コムラボ」（足利市伊勢町）が1月7日、10～20代を対象に「NPO」がテーマの動画講座を行う。

会場のコワーキングスペース「マチノテ」

　同講座はNPO法人「NPOサポートセンター」（東京都港区）が9月から毎月開いている講座「NPOキャンパス」のサテライト会場として、コムラボが運営するコワーキングスペース「マチノテ」で行う。同日に東京の会場で行われる講座を足利の会場でリアルタイム配信する。

　当日は2部構成で、第1部はハーチ IDEAS FOR GOOD Business Design Labの加藤遼所長が「企業がNPOとつくる新しい事業」をテーマに講演。加藤さんは内閣官房シェアリングエコノミー伝道師や総務省地域情報化アドバイザーなども務める。

　第2部は、NPOサポートセンター代表理事で多摩大学経営情報学部教授の松本祐一さんと岩手県陸前高田市で東日本大震災の復興支援活動を行うSETの三井俊介理事長が「NPOの運営と戦略づくり」をテーマにSETを事例としたディスカッションを行う。

　コムラボ代表理事の山田雅俊さんは「今回登壇する2人とやりとりしたことがあるが、さまざまなキャリアを経て今がある人たち。NPOに興味がある人はもちろん、足利の若者に多種多様なキャリアがあることを知ってほしい」と話す。

　NPOサポートセンター事務局の笠原孝弘さんは「社会課題の解決に向けてリアルに活動しているプレーヤーの話が聞ける機会。NPOに限らずSDGsや社会貢献に興味を持っている人、やってみたけどうまくいかなかったと思っている人は興味を持ってほしい」と参加を呼びかける。

　開催時間は13時45分～17時。参加無料。要事前予約。予約はマチノテホームページで受け付ける。申込期限は1月5日。