足利のサブカルチャーイベント「足利ひめたま祭」が11月13日、中橋緑地南多目的広場(足利市南)で開催された。
17回目となる今回は、市内を流れる渡良瀬川南側エリアのみを会場とした。さまざまなアニメやゲームのキャラクターが描かれた自動車、バイクなどの通称「痛車」と呼ばれる車は214台が参加。キャラクターに扮(ふん)したコスプレーヤーは260人が会場を彩った。
市内でレッカー車業を行う小島レッカーサービス(通2)がイベントブースに初出店した。同社のオリジナルキャラクター「桜井恵(めぐ)」のパネル、のぼりを展示し、ツイッターをフォローした来場者にステッカーを配布。キャラクターデザインは、栃木県在住のイラストレーターしららぎさんが手がけた。小島一恵社長は「道路会社や保険会社などの企業と取引がメインだが、足利には私たちのような会社があることを一般の人にも知ってほしいと思った」と出店の目的を話す。
宇都宮市からコスプレ参加したFAMOZ ISGさんは「好きな銃をイラストレーターに擬人化してもらい、オリジナルのキャラクターでコスプレした。コロナ禍以降、初めての参加。少しずつ、このようなイベントが開催できるようになってきた」と喜ぶ。
主催の足利ひめたま製作委員会によると来場者数は約5000人。同委員会の宮下文成さんは「コロナ禍が続いているが前回に比べてお客さんが戻ってきたと思う。次回来年5月の開催は、規模を大きくして渡良瀬川の両岸でやりたい」と今後の展望を話す。