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足利で子どもが主役の祭り「わいわいフェスタ」 コロナで3年ぶりにぎわい

「こどもステージ」での伝統芸能発表会の様子

「こどもステージ」での伝統芸能発表会の様子

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 「足利っ子 わいわいフェスタ16」が11月3日、足利市民プラザ(足利市朝倉町)で行われた。

多くの来場者でにぎわう会場

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 同イベントは、子どもの基本的人権を国際的に保障するために定められた条約「子どもの権利条約」の精神にのっとった、子どもが主役の文化祭。子どもたちは店の企画・運営や、働いてイベント内通貨の報酬を得る仕事体験ができる。2005(平成17)年に始まり、毎年11月3日の文化の日に開催していたが、新型コロナの影響で2年連続中止となっており、3年ぶりの開催となった。

 今回は感染症対策のため、仕事体験ができる「ハローキッズワーク」や室内アトラクションの「お化け屋敷」などは実施を見送り、規模を縮小。屋外での出店をメインとし、市内の学童クラブ関係者などが運営する模擬店や、子どもが店員の「こどもマーケット」が出店した。

 当日は多くの来場者が訪れ、「金魚すくい」「射的」「フリーマーケット」などの「こどもマーケット」を楽しんだ。ボードを掲げながら店を宣伝する子どもや、イベント内通貨の「わいわい」で思い思いに買い物をする子どもたち、店員として働く子どもたちの姿が見られた。会場内に設けられた「こどもステージ」では、子どもたちがダンスや一輪車などパフォーマンスを披露した。

 実行委員会の三田和子さんは「この3年はコロナ禍でさまざまな行事が中止や縮小となり、生活の中でも制限されることが多かった。たった1日でも、わいフェスに参加したことで少しでも子どもたちの生活に彩りが添えられたならうれしい。開催に踏み切れたことは、きっと来年につながっていくと思う」と話す。

 参加した児童からは「久しぶりのわいフェスは、大変だったけど楽しかった」「ダンスやいろいろな出し物もあって面白い」という声が聞かれ、保護者は「子どもたちがずっと開催を楽しみにしていたので、今日1日子どもたちが生き生きとしている姿を見て、感慨深かった」と話していた。

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