足利のフクロウカフェ「Fuku(ふく)」(足利市通3、TEL 080-9410-2960)が7月20日で3周年を迎えた。
同店は、森に見立てた店内にスピックスコノハズクやメンフクロウ、メガネフクロウやシロフクロウ、ユーラシアワシミミズクなど、小型~大型のフクロウが常時10種類以上いる。カフェメニューを楽しみながらフクロウと写真を撮り、触れ合うことができる。幅広い世代の来店があり、県外から訪れるリピーターもいるという。希望があれば、フクロウを連れて施設やイベントへの出張にも対応する。
オープンから約半年後に、コロナ禍に見舞われたが「フクロウの魅力を伝えたい」とSNSでの情報発信や平日のフリータイム制など、営業方法を工夫し続けてきた。フクロウのペット販売も手がけ、開店以来約40羽を送り出した。来店がきっかけでフクロウのファンになり、毎月通ってペットとして迎えた親子もいるという。
店主の嶋田崇さんは「フクロウは、ペットとして飼うには犬や猫と異なり、情報や施設がまだまだ少ない」と話す。同店はこれまでの飼育の知識を生かし、餌を手配・販売するほか、飼育の相談にも乗る。爪やくちばしの手入れなどのトリミング、旅行時の一時預かりなどの要望に応じるようになった。
初めて来店した群馬県伊勢崎市の小学生、飯村明奈さんは「友人たちと来た。フクロウをこんなに近くで見たり、手に乗せて触ったりするのは初めて。かわいいし、フワフワして気持ちいい」とほほ笑む。
嶋田さんは「初めてフクロウに触れる方やリピーターの方など、これからもたくさんの人に近くでフクロウと触れ合い、ゆっくり癒やされてほしい。3年間でお客さんとの会話から学んだことも多く、タイミングが来たらフクロウ以外の鳥類にもチャレンジしてみたい」と展望を話す。
入店は1時間制(平日は繁忙期を除きフリータイム)。大人=1,300円、中学生・高校生=800円、小学生以下=600円(ワンドリンク付き)。営業時間は13時~18時(土曜・日曜・祝日は11時~)。月曜・金曜定休(祝日は営業し翌日休業)。