気象庁は6月27日、関東甲信、九州南部、東海で梅雨明けしたとみられると発表し、足利市内でも驚きの声が上がった。
関東甲信は統計がある1951(昭和26)年以降、最も早い梅雨明けとなる。梅雨の期間は過去最短で、平年より22日ほど早く、6月の梅雨明けは2例目。
佐野市にある気象台観測点では、27日の14時11分に39.8度を観測した。宇都宮地方気象台によると、この気温は2020年8月11日に佐野市で観測された値と並んで、県内の観測史上で最も高いという。
関東甲信はこの先1週間も晴れる日が続く見込みで、最高気温は30度以上の真夏日や35度以上の猛暑日の所も予想される。気象庁は「十分に暑さに慣れていないため熱中症発生リスクが高くなる」と、熱中症予防行動を早めに取るよう呼びかけている。
市内在住で小学生の子どもがいる齋藤綾さんは「夏休みまでまだ3週間ほどあるので暑さによる子どもの体力が心配」と話す。カフェ「sorena_lab(ソレナラボ)」(通2)店主の比嘉タマラさんは「暑くなると炭酸系のドリンクが人気。子連れ客が多い店なので暑い日は日中、外に出る人が少なく、夕方の人出が多くなる傾向にある。長い夏になりそうだ」と話した。