あしかがフラワーパーク(足利市迫間町)で4月16日、「ふじのはな物語~大藤まつり2022~」が開幕した。
同園では毎年4月中旬~5月中旬にかけて同イベントを開催している。栃木県指定天然記念物の「大藤」や350本以上の藤が、うす紅、紫、白、黄色の順に咲き、約1カ月にわたり園内を彩る。
大藤は、4月上旬に暖かい日が続いたことにより、例年より4~5日程度早く開花を迎えた。開園以来最も早い開花を記録した昨年同様、見頃の時期が早まることが予想されるという。
同園の大島大輔さんは「現在の園内は、当園のシンボルである大藤が見頃を迎え、マスク越しでも花の香りを感じることが出来る。夜の部では、昼間とは違うライトアップされた幻想的な藤をご覧いただけたら」と話す。
ライトアップが始まった4月20日、肌寒い平日の夜にもかかわらず、同園には県内外から観光客が訪れた。花の香りに包まれた園内では、家族連れやカップルなどが思い思いに写真撮影を楽しむ姿が見られた。
千葉県から訪れた会社の同僚だという女性3人は「冬のイルミネーションの時期には来たことがあったが、藤の花が咲いている時期に来たのは初めて」「藤の花のライトアップは『帰りたくない』と思えるほど、本当にきれい」と笑顔で話していた。
5月22日まで。