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足利の高校生が自主製作映画の完成披露試写会 映画祭への出品も

舞台あいさつする「Bad Guys ART work」の綾部光真さん、松島嵩さん、山本賢太郎さん、木村颯汰さん、板橋謙佑さん(左から)

舞台あいさつする「Bad Guys ART work」の綾部光真さん、松島嵩さん、山本賢太郎さん、木村颯汰さん、板橋謙佑さん(左から)

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 足利の高校生5人で活動する映画製作チーム「Bad Guys ART work(バッドガイズアートワーク)」による完成披露試写会が4月3日、足利市民プラザ 文化ホール(足利市朝倉町)で開かれた。

試写会を終え、笑顔を見せる「Bad Guys ART work」メンバー

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 上映した映画は、「奈落」と「綾部光真の正しい大人になる方法」の短編映画2作品。5人とも白鴎大学足利中学校(伊勢南町)出身で、脚本から撮影、編集や宣伝、上映までを手がける。クラウドファンディングで集まった資金を基に製作し、出演者など50人以上の協力を得た。

 同チームの4作品目となる「奈落」は「2022年ショートショートフィルムフェスティバル スマートフォン映画作品部門」の出品作品。「差別」をテーマにした同作品について、監督の板橋謙佑さんは「SNSなどで外国の方が差別されているという現状を知って、高校生なりに何か伝えられることができたらと思い、話し合って完成した作品」と話す。

 当日会場には、約200人の観客が来場。合計約40分の上映時間の間、来場者らは息をのんで作品に見入った。上映が終わると、舞台上でメンバーらがあいさつをし、会場は大きな拍手に包まれた。

 プロデューサーの木村颯汰さんは「今回の上映会を通して、多くの人にユーチューブだけでは伝わらない自分たちの作品 の空気感などを味わってもらえたと思う。改めて『人と人とのつながり』を強く感じ、本当に多くの方々の支えがあってできた映画だと痛感した」と話した。

 試写会に訪れた中学の同級生、須藤亜絆(あずな)さんは「自分たちで映画を製作して上映会を開いている姿を見て、同級生として刺激を受けた」、谷内花菜さんは「これからの活動が楽しみ」と話した。

 「奈落」は今年5月、「綾部光真の正しい大人になる方法」は今年9月、同チームの公式ユーチューブで公開予定。

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