新型コロナウイルス感染拡大から2度目の新年を迎える2022(令和4)年、「大日尊鑁阿寺(ばんなじ)」(足利市家富町)は初詣客でにぎわった。
1月1日元日午前、強い風が吹く中、参拝客による行列は堀に架かる太鼓橋手前の楼門まで続いた。石畳通りや近隣店舗も営業する様子が見られ、昨年に比べると人出が戻っている。
毎年多くの初詣客が訪れる同寺は昨年、新型コロナ感染拡大を避けるための「分散参拝」が呼びかけられ、参拝客が少ない新年となっていた。今年も昨年に引き続き、「ソーシャルディスタンス」を呼び掛けるのぼりが立てられた。
群馬県桐生市から初詣に訪れた斉藤ひと美さん(63)は「地元が足利市内。毎年初詣に訪れている。勤務している介護福祉施設の利用者が元気に過ごせるよう、そして家族の1年の健康を祈願した」と話した。