足利市の古着店「どんぶらこっこ」(伊勢町2)がオープンして1カ月が過ぎた。
店主の松村国明さんは足利市出身。古着店でのアルバイトや、アパレル会社に勤務する傍ら個人でアメリカに買い付けに行き卸を行うなど、約30年アパレル業界に携わってきた。店長は下都賀郡藤岡町出身、足利在住の出居敦子さん。2人は前職で知り合い、出居さんが描いたイラストを見た松村さんが「このイラストをTシャツにしたら面白い」と商品化を提案。出店に当たって声を掛け、11月12日に同店をオープンした。
店で取り扱う古着は、メンズ・レディース合わせ約600着以上。松村さんがバイヤーをしていた頃に集めたアメリカ古着のビンテージ商品を主に取りそろえる。
出居さんオリジナルイラストのTシャツやトートバッグを商品化。Tシャツはキッズ・メンズ・レディース合わせ約30着以上で、価格帯は2,500円~4,200円。ハンドメード雑貨、アクセサリーも並ぶ。
店名は「人や幸せが流れ込んでくるよう、嫌なことは流れ過ぎていくように」をイメージし、出居さんが付けた。「イラストも雑貨も、幸せになってもらいたいという思いを込めて制作している。老若男女問わず親しんでもらえる店になれば」と話す。
オープンして1カ月が過ぎ、SNS発信を通し、古着を求めて県内外から足を運ぶ客が徐々に増えたという。松村さんは「お子さん連れでもゆったり買い物ができるよう、広々とした店内にした。古着初心者から古着マニアまで、幅広いお客さまに足を運んでもらいたい」と呼び掛ける。
営業時間は12時~19時。第2・第4水曜定休。駐車場6台。