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JR足利駅構内を地元高校生14人の「あしもり隊」が装飾 通路ににぎわい

「足利を盛り上げたい」がクラブ名の由来

「足利を盛り上げたい」がクラブ名の由来

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 足利市内にある県立高校の生徒14人から成る「あしもり隊」が企画した装飾が12月9日から、JR両毛線足利駅構内の連絡通路をにぎわせている。

掃除をする足利清風の生徒

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 あしもり隊は、栃木県立足利清風高校(以下、足利清風)と同足利工業高校(以下、足利工業)の生徒で結成したグループ。市の魅力発信を目指し、市制100年に合わせて今年6月に活動をスタートした。これまで生活路線バス「あしバスアッシー」のラッピングデザインを手掛けたほか、11月にはJR足利駅北口周辺でキッチンカーイベントを開催した。

 今回の企画は、「利用者の8割が高校生を占めるJR足利駅の、何気なく通り過ぎる構内を明るく楽しい場所に」と、高校生としての視点で装飾をデザインした。同駅長、駅員も企画のミーティングに参加するなど、足利駅と高校生が連携する取り組みとしては初の試み。

 装飾は、足利清風が南口階段を、足利工業が連絡通路を担当した。南口階段は、足利の景色の写真をステッカーにしたもの。階段が左側通行ということを踏まえ、昇る人は左から右を見て、降りる人は俯瞰(ふかん)して見ることをイメージしている。連絡通路は、バスのラッピングにも採用された銘仙柄と、県立足利中央特別支援学校(大月町)と連携した「tetote(テトテ)デザイン」の丸いステッカーで、足利の四季と動物をデザインした。

 足利清風高3年の菅原咲花(さくら)さんは「階段は窓もないので、開放感のある窓から見た足利の景色をイメージした。貼っている段階から、興味を持って見ている人がいた。今後もっとたくさんの人に見てもらいたい」と話す。足利工業高2年の船田妃杏(ひあん)さんは「南口は北口に比べて人が少ないイメージ。南口がにぎやかになるとうれしい。『足利はこういうところなんだ』とイメージしながら見てもらえたら」と話す。

 装飾期間は3月31日まで。

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