足利市立美術館で2月11日から開催される市制100周年記念特別展「戦国武将 足利長尾の武と美-その命脈は永遠(とわ)に-」の観覧事前予約が好調だ。
同展は、市制100周年記念事業として、歴代足利長尾氏が好んだとされる芸術文化のほか関連作品などを紹介する。
展示の目玉は足利城主に仕えた刀工・堀川国広作の刀剣「山姥切(やまんばぎり)国広」(国重要文化財)。擬人化した刀剣を育成するオンラインゲーム「刀剣乱舞」では人気のキャラクターで、2017(平成29)年の開催では刀剣ファンやゲームファンが国内外から訪れ延べ入館者数が3万人を超えた。多くのファンで入場が長蛇の列になったことを踏まえ、コロナ禍での今回の展示は事前予約制とした。12月3日、始まった予約では来年2月27日までの観覧枠が約3時間で埋まったという。
同市商業連合会の西田会長は「3時間で埋まったのは予想以上の反響。『刀剣乱舞-ONLINE-』や『刀剣乱舞無双』とのコラボも発表されたことから、足利を訪れるファンのために連合会をはじめ商店街ごとの取り組みも考えている。足利を訪れた多くの人に楽しんでもらえたら」と話す。
今後の予約開始日(観覧枠)は、来年1月7日(3月1日~13日)、2月4日(3月15日~27日)。休館日に足利市民限定で予約不要・無料の観覧枠も設ける。対象日は2月14日、21日、24日、28日3月7日、14日、22日。無料チケットは市広報誌「あしかがみ」2月号に掲載を予定する。
※1月、2月受付開始の観覧枠は抽選となりました。(12月22日発表)