足利高校(足利市本城1)の創立100周年記念式典が11月12日、同校体育館で行われた。
同高は1921(大正10)年4月15日、前身となる旧制中学の足利中学校として創立した、通称「足高(あしたか)」と呼ばれる全日制普通科の男子校。同高出身の著名人には、自民党栃木県支部連合会会長の茂木敏充現自民党幹事長、コーエーテクモホールディングスの襟川陽一社長、作家の相田みつをらが名を連ねる。
今年創立100周年を迎えた同高は、2022年度に足利女子高校(有楽町)と統合され男女共学校となることが決まっており、男子校として迎える最後の創立記念式典となった。
式典には、在校生、教職員など学校関係者のほか、福田富一栃木県知事、早川尚秀足利市長や多くの来賓が出席し、祝辞を送った。記念式典の後には、同高出身で作詞家の売野雅勇さんが記念公演「美しい大人になるために」を行い、生徒らは講話に耳を傾けた。
生徒会長の赤坂柊征(しゅうせい)さんは、代表あいさつで「足高の先輩方には、国の内外でリーダーとして活躍し、時代を切り開く中で大きな力となってきた方が大勢いる。我々も先輩方に習い、リーダーとして社会の発展に力を尽くす人材となり得るように励んでいきたい」と話した。