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足利で「赤い羽根」親子手話教室 聴覚障がい者への理解深める

手話を使って、あいさつや自己紹介も

手話を使って、あいさつや自己紹介も

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 「赤い羽根小学生の親子ボランティアスクール」が10月2日、足利市総合福祉センター(足利市有楽町)で行われた。

「指差し」など手話以外のコミュニケーションも

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 同イベントは、毎年10月から12月にかけて募金運動を行う「赤い羽根共同募金」の配分を受け、市内の小学4~6年の親子を対象に開催した。当初は夏休み期間中の8月に予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言により2度の延期に。午前・午後の2部制にし、感染症対策を取り実施した。

 同市聴覚障害者協会の臼井誠さんと、同市社会福祉協議会、手話通訳者の蛭田恭子さんが講師を務め、耳が聞こえない人の生活や「筆談」「指差し」などの手段を使った「接し方」についての講話を行った。臼井さんは「コロナ禍でマスク着用の生活になったため口話で読み取ることが難しくなった」と、コロナ禍における聴覚障がい者の現状を説明した。

 イベントでは聴覚障がい者の家族を持つ少女の物語「わたしのたいせつな家族」も上映。参加者は手話のあいさつや会話を学び、童謡「にじ」の手話ダンスで締めくくった。

 保育士だという来場者からは「聴覚障がいがあるお子さんを保育することがあり、マスクの着用で口話が難しく、少しでも理解を深められればと参加した」という声が聞かれた。小学6年の女子児童は「耳の聞こえない人の大変さが良く分かり、そのような人のためにも、もっと手話を覚えたい」と話していた。

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