ラーメン店「手打ち麺処(どころ) たま屋」(足利市大久保町)がオープンして3カ月がたった。
店主の田口基之さんは群馬県館林市出身。4年前から独学でラーメン作りを学び、夢だったラーメン店オープンに向け2019年、寿司店の跡地だった店舗を購入。会社員として働く傍ら、休日は田口さん自ら内装リフォームを行なってきた。開業準備を始めた矢先の同年には、店舗が台風19号により被災。床上約5センチまで浸水するなどの被害を受け、店舗内の清掃や瓦屋根の修復作業を行った。被災からの復旧、リフォームに約2年を費やす一方で、昨年には働いていた会社を退職。今年5月19日、オープンにこぎ着けた。
店を切り盛りするのは、田口さん1人。店内の一角にある製麺スペースで青竹打ちの自家製麺を作り、「拉麺(ラーメン)」「生姜拉麺(ラーメン)」「ちゃ~しゅう麺」のほか、「唐揚げ」「いなり寿司」などをそろえる。注文は、券売機で食券を購入してもらう。
田口さんは「リピート客も増えつつあるが、試行錯誤しながら、よりおいしいものを提供できるように麺なども改良していきたい。独学で作った独自のラーメンが強み。ここだけで食べられるオリジナルのラーメンを食べてほしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~14時30分(新型コロナウイルス感染症防止対策の一環で現在は昼のみ営業。酒類の提供は休止中)。火曜・隔週水曜定休。駐車場6台。