足利の鮮魚店「鮪屋(まぐろや)」(足利市江川町2、TEL 0284-44-1998)がオープンして1カ月が過ぎた。
足利市出身の店主、荒居欣也さんは25年以上にわたり、魚の卸を営んできた。「コロナ禍でホテルや飲食店の宴会の卸が減った中、お客さまの目の前で切って直接売るのがいいのでは」と、開店を決めたという。荒居さんが25年以上前に営業していた店舗をリフォームし、6月5日に同店をオープンした。現在も群馬県太田市、館林市など、市内外の店や居酒屋に魚を卸しているため、営業時間は午後に限られている。
魚は埼玉県魚市場(埼玉県さいたま市)、豊洲市場(東京都江東区)、五島列島(長崎県)などから直接仕入れる。刺し身は1人前から盛り合わせまで、希望に応じて注文できる。「鮪(まぐろ)赤身」、「中トロ」のほか、「銀鱈(だら)西京漬け」、「あなごかば焼き」なども販売。カツオ、ホタテ貝、アワビやウニが仕入れ状況により並ぶこともある。電話での当日予約も受け付ける。
荒居さんは「現在は男性客が多く、自分好みに詰め合わせて楽しんでもらっている。店を開くのは、実際に消費者の声が直接聞けて面白い。品質に自信があるので、新鮮な魚を手頃な値段で楽しんでほしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は14時~19時(無くなり次第終了)。水曜・木曜定休。