「コーヒーのおいしいいれ方」教室が1月13日、足利市民活動センター(足利市相生町)で行われた。
講師の菊地嘉一郎さんは足利市在住。44歳の時にお茶を扱う会社に再就職したことがきっかけでお茶やコーヒーについて学び、日本茶インストラクターや全日本商工組合認定コーヒーインストラクター1級などの資格を取得した。現在は「よみうりカルチャーセンター」(宇都宮市)などでコーヒー教室の講師を務めるほか、週末は山川長林寺(山川町)で屋台の「寺カフェ」店主としてコーヒーを提供する。
同会場では定期的にコーヒーに関する講座を開いているが、今回は新型コロナ感染拡大防止の観点からコーヒーをいれる実践は行わず座学のみとし、開講時間も短縮した。
初心者に向け「ドリッパーやペーパーフィルターの種類や選び方」「コーヒーポットの違い」「ミルの種類」など実際の道具を使った説明や、「豆のひき方」「保存方法」についても紹介。受講者は「『ハンドドリップ』でおいしいコーヒーをいれる方法」、「豆とお湯の量の比率」「湯の温度」「抽出時間」の3つのポイントを押さえた「おいしいコーヒーのレシピ」など、メモを取りながら熱心に学んだ。
菊地さんがサプライズで「いってひいたコーヒー豆」を受講者全員にプレゼントする場面もあり、友人と参加した50代女性は「寺カフェに行ったことがあるが講座を受講するのは初めて。コーヒーが大好きなので、今日学んだ分量や湯温などのポイントを守り、頂いた豆を早速試してみたい」と話していた。
菊地さんは「コーヒーやお茶には、迷ったり落ち込んだりする気持ちを自然にリセットする効果があるように思える。基本を守って丁寧にいれることで、自宅でも今までと一味違うおいしいコーヒーをゆっくり楽しんでもらえれば」と話す。