食べる 買う 学ぶ・知る

足利の8事業者が「市内飲食店統一サイン」を製作 新型コロナ禍の飲食店を情報支援

「統一サイン」を持つコムラボ代表理事・山田さん(左から2番目)とデザインを担当した鶴見さん(右から2番目)

「統一サイン」を持つコムラボ代表理事・山田さん(左から2番目)とデザインを担当した鶴見さん(右から2番目)

  • 104

  •  

 足利市の8事業者が12月10日、市内の飲食店情報周知を目的とした統一サインを製作し配付を始めた。

配付準備の様子。「#足利エール飯」のフライヤーも同封する

[広告]

 この取り組みは「足利市個店連携応援事業」を活用し、同市で教育支援などに取り組むNPO法人「コムラボ」(足利市伊勢町)を代表事業者として行う。同NPOのほか、「エステート・ワン」(伊勢町3)、「足利ガス」(錦町)、「SpearMint」(通3)、「八蔵」(家富町)、「マルキヨー」(島田町)、「光楽菜館」(伊勢町3)、「和ダイニング一蔵」(伊勢町1)の8事業者が参画する。

 コムラボは今春、SNS上で市内飲食店のテークアウト事業を応援するハッシュタグ「#足利エール飯」の活用を呼び掛け、1カ月でインスタグラム投稿が2000件を超える反響があった。代表の山田雅俊さんは「市民が飲食店を利用した際、来店情報を一目で分かるような情報環境を整えられればと思い、10月ごろから準備を進めていた。寒くなり新型コロナウイルス陽性確認者が増え始めたため、今回のアクションを行った」と話す。

 統一サインは、人が椅子に腰掛けながら飲み物を持つ姿を描いた赤をベースとした「EAT IN」と、手で手提げ袋を持つ姿を描いた青がベースとなる「TAKE OUT」、1枚に「EAT IN」と 「TAKE OUT」両方が描かれているものの3種類。デザインは市内在住のグラフィックデザイナー、鶴見裕也さんが手掛けた。

 山田さんは「サインは、来店者が一目でわかるようなデザインにした。A4サイズで各店が掲示しやすく、水に強い紙を使っているので長く使ってほしい」と統一サインの掲示を呼び掛ける。

 感染症対策のため戸別配付は行わず、郵送で市内の飲食店約600店へ配付するほか、「#足利エール飯」ホームページとSNS上での情報発信を行う。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース