クレープとドリンクの店「1年5組」(足利市田中町)が11月1日、オープンした。
新型コロナウイルスの影響で在庫余剰となった栃木名産のイチゴ「とちおとめ」を使おうとオープンしたイチゴジュース専門店「いちごだもの」(伊勢町)が、メニューにクレープを加え移転し、新店を開いた。
近隣に幼稚園があり、小さな子ども連れの世帯が多いことから、気軽に来店できるよう「学校」をイメージしたという。店名の「1年5組」は「イチゴ」にちなみ付け、店内は机や黒板などで演出する。テークアウトのみで、来店客は「生徒」となり、紙にメニューの番号を書いて注文する。
「校長」と呼ばれるイメージキャラクターは「那須アルパカ牧場」(那須郡那須町)のアルパカ「ハム」。「教頭」であるオーナーの松島文久さんが「子どもたちに親しんでもらえる店にしたい」と、牧場を訪れ許可を得た。
メインメニューのクレープは「キャラメルチョコホイップ」(450円)など27種類。生地には栃木県産の「麦のかほり」を使っている。移転前に販売していたイチゴジュースは「いちごだもの」(Mサイズ450円)と名前を変えた。
「先生」と呼ばれるスタッフの新井里奈さん、相澤佳奈さんは「学校の雰囲気を懐かしいと思ってもらえれば。クレープで足利を活性化したい」と話す。
営業時間は15時30分~19時(土曜・日曜・祝日は12時~)。現在は無休。