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足利のパステル画教室が作品展 3日間で350人超、亡き講師の遺作も

3日間で350人以上の来場者がパステル画を楽しんだ

3日間で350人以上の来場者がパステル画を楽しんだ

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 「パステル’89」の作品を展示する「第32回パステル画展」が9月19日~21日、コムファーストショッピングセンター(足利市朝倉町)で開かれた。

岡田順一さん 「旅の思い出」の作品に荻原信幸さんを描くことで思いを込めた

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 同団体では月2回、35人の会員が足利市民プラザ(朝倉町)でパステルを使った絵画制作を楽しんでおり、年に1度、会員の作品を公開する機会を設けている。今回はテーマは「旅の思い出」。風景や人物、静物、人生を旅になぞらえた作品のほか、さまざまな対象を描いた自由作品、講師を務める清水豊成さんの作品9点を展示した。1989(平成元)年の活動開始時から指導を務めた洋画家、荻原信幸さんが昨年12月に永眠したことをしのび、会員所有の遺作12点も併せて展示。会場には100点を超える作品が並んだ。

 初日の19日は150人、期間中の3日間では例年を上回る350人を超える来場があった。会員の家族や友人、リピーターだと話す人などが訪れ、作品の前に足を止めて鑑賞を楽しむ姿が見られた。約15年、制作を続けているという会員の岡田順一さんは「会員の個性、描きたい絵をなにより大切に指導してもらえるのがこの会の魅力。それぞれの個性を楽しんで見てもらえたらうれしい」とほほ笑む。

 会期終了後、事務局の辺見淳子さんは「荻原先生の突然の訃報で会員の気持ちが落ち込んだうえ、コロナの影響もあり開催自体が危ぶまれたこともあった。結果的に多くの方が足を運んでくださり、良い展示になった。開催して本当に良かった」と振り返る。

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