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足利市北部にブルーベリー農園 来年のオープンに向け地元の子どもを招待

「どのブルーベリーがおいしいかな?」よく見て選ぶ

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 2021年にオープン予定の「あしかがブルーベリー感動農園」(足利市田島町)が6月21日、地元の子どもをブルーベリー狩りに招待した。

摘んだブルーベリーのジュースができるのをじっと見守る子どもたち

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 園主の井上和之さんは足利市出身で、20年間会社勤めをしていたが、家族の事情で退職。7000平方メートルの敷地に、誰でも楽しめるバリアフリーのブルーベリー農園を造ろうと、2018(平成30)年2月からブルーベリーの育成・農園運営の研究・認可申請などの準備を進めている。「農園を造るにあたり、ビジョンが描けたのがブルーベリーだった。日照・生育環境などが土地の条件とも合っていた。ブルーベリーのおいしさを以前から感じていたことも大きい」と話す。扱う品種は約100種類。

 当日は朝方から降っていた雨もやみ、「アーリーブルー」「ブルーレイ」など、収穫時期を迎えた品種を中心にブルーベリー狩りが行われた。40人を超える親子らが参加。井上さんから説明を聞いた後、家族や友達と談笑しながら、思い思いに楽しんで摘む姿が見られた。子どもと参加した40代の女性は「近所にこんなに広い農園ができるとは。粒が大きく、甘くておいしい」とほほ笑む。

 摘みたてのブルーベリーと氷で井上さんがジュースを作り、全員に振る舞う場面も。集まった子どもたちはジュースができる様子を真剣に見つめ、小さい子から順番に受け取り味わった。参加した中学生は「冷たくておいしい。ブルーベリーがたくさん入ってぜいたく」と笑顔を見せた。

 井上さんは「農園を知ってほしいし、実際にお客さんを受け入れたらどんな感じか試してみたかった。今日は子どもたちの笑顔が見られてうれしい。これからも『おいしさ』を一番に追求しつつ、どうすれば来園した方に楽しんでもらえるかを考えていきたい」と意欲を見せる。

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