足利市の観光情報を提供するほか、足利土産の販売、レンタサイクルなどを行う「太平記館」(足利市伊勢町、TEL 0284-43-3000)に5月18日、カフェスペースがオープンした。
無料の観光駐車場もあることから、足利観光の拠点となっている同施設。足利市観光協会の吉田雅裕さんは「観光客から『中でコーヒーを飲みたい』『ゆっくり過ごしたい』などの希望があるのを以前から耳にしていた。館内に長椅子などの休憩スペースはあったが、『視線を感じる』『落ち着かない感じがする』との声もあり、事務所だった場所を改装してカフェスペースを新設した」と言う。「高齢の方、足の悪い方も待ち時間をゆっくり過ごせるようになったのでは」とも。
新型コロナウイルスの影響を受けテークアウトで営業していたが、5月30日、イートイン営業を始めた。当面はコーヒーやジュースなどのドリンク(200円~)を提供する。食券を券売機で購入して利用する仕組み。提供口にビニールカーテンを設置し、席数を減らして「密」になるのを防ぐ。観光パンフレットや周辺の飲食店の情報も1カ所でそろう。吉田さんは「ゆっくりとお茶を楽しみながら、足利散策の計画を立てるのに役立ててほしい。太平記館のカフェを拠点に街歩きや観光を楽しんでもらえれば」とほほ笑む。
営業時間は9時~16時30分。休日は太平記館に準ずる。