コミュニティーカフェ&シェアオフィス「マチノテ」(足利市伊勢町)が5月28日~31日の4日間限定で、学生向けに無料開放する。
2018(平成30)年3月にオープンしたNPO法人「コムラボ」が運営する同施設。今回無料開放する1階は、日頃からカフェのほか、コワーキングスペースとして仕事や勉強などで利用されている。新型コロナウイルスの感染拡大防止を受けて4月から休業、6月1日からの再開を予定していたが、5月28日から勉強スペースとして4日間、学生限定で無料開放することになった。代表の山田雅俊さんは「学校関係者や子どもを持つ家庭、SNSなどから『自宅のネット回線が遅い』『スマートフォンの通信制限が掛かってしまった』などのことが『学び』の一つの課題であると知った。カフェスタッフからの提案もあり、学生向けに期間限定で開放しようと決めた」と話す。
店内にはWi-Fiや電源があり、リモート学習などにも対応できる。期間中は窓を開け、テーブル1卓に1人の利用で「密」になるのを防ぐ。カフェとしての営業は行わず、スペース利用のみ。ペットボトルか水筒は持ち込み可能(食べ物は不可)。山田さんは「新型コロナの影響で、ほぼ3カ月を自宅で過ごしている人もいると思う。マチノテで勉強することで集中したい、気分転換したいという学生さんは気軽に利用してもらえれば」と呼び掛ける。
営業時間は9時~20時。対象はマチノテ学生会員(無料。学生証持参で当日入会可能)。