足利のタクシー会社「北関東両毛交通」(足利市今福町)が5月8日、タクシーデリバリーを始めた。
同社は2008(平成20)年に設立。足利市内を中心に両毛地域でタクシー事業を行っている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、河内正好社長は「テークアウトで頑張っている市内の飲食店の手伝いができないか」と考えていたところ、「#足利エール飯」の取り組みを企画したNPO法人「コムラボ」代表理事の山田雅俊さんから「タクシーデリバリーをやってみないか」と話があったという。国土交通省の特例措置を使い、4月28日に栃木県運輸支局から有償運送許可を取得し、タクシーデリバリーができる体制を整えた。
デリバリーの対象となる飲食店は「えびす」「日本料理 喜千」「光楽菜館」「サウスウエストパラダイス」「日本料理 蝶や」「八蔵(はちくら)」「プラザハマダ」「moonshine studio」「やきとり 美川」「エルムンド」「オー プティ ブション」「OZ Burger」「小春日和」「下町バル etos」「もりやま商店」「りゅうやん」の16店。
利用者が参加店に電話で注文すると、同社のタクシードライバーが商品を店で受け取り、商品代金をいったん立て替える。ドライバーは指定の場所へ商品を届け、商品代金と配達料を利用客から現金で受け取る仕組み。河内社長は「期限付きのサービスだが、気兼ねなく使ってほしい」と利用を呼び掛ける。
デリバリーサービスは11時~21時。13日まで(延長の可能性あり)。配達料はエリアにより500円、750円、1,000円の3種類。市内109の町内に限る。
※上記サービスは9月30日まで延長されました。(前倒しで終了の可能性あり)