あしかがフラワーパーク(足利市迫間町)が4月13日から当面の間、臨時休園する。
年間150万人以上が訪れる「あしかがフラワーパーク」。例年4月中旬~5月中旬の「ふじのはな物語」開催中は350本以上の藤の花を目当てに多くの人が訪れる。2019年10月には台風19号の影響で園全体が冠水する被害を受けたばかりだった。
同園を運営する足利フラワーリゾートは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、可能な限りの対策を講じたうえ、3月から営業時間を短縮してきた。感染拡大防止に対するさらなる対応が必要との観点から、4月13日からの臨時休園を決めた。2週間程度を予定し、感染状況次第では延長も検討する。
同園を訪れた観光客が立ち寄る市内の飲食店では今回の知らせを残念がる声も。カフェ「プラザハマダ」(通2)を営む浜田陽一さんは「休園は残念。今年は誰もいないフラワーパークで見事な藤の花を咲かせているのだろう。来年は皆さんと見られることを願うばかり」と話す。