無人で24時間営業するテークアウト専門のギョーザ店「餃子の雪松 足利店」(足利市通3、050-3698-5939)が3月14日、オープンした。
群馬県水上のお食事処「雪松」で出しているギョーザの味を継承し、自社工場で作りたてのギョーザを直売する。経営するYESマーケティング部の高野内謙伍さんは「国産キャベツにこだわった軽やかな野菜中心の餡(あん)と、独特な食感の皮とのバランスが良いのが特徴。創業した1940(昭和15)年から80年続くレシピを守って作った味は独特の風味があり、ご飯のお供にもお酒のお供にもぴったり」と話す。
足利店は23店舗目で、栃木県内では初の出店。無人店のため、冷凍ギョーザのみを販売する。来店客がセルフサービスで冷凍庫からギョーザを取り出し、指定の料金箱に代金を入れて購入するシステムになっている。市外から来店したという40代の夫婦は「車で通りかかり気になっていた。『ニンニクが利いていておいしい』と聞いたので、自宅用に買おうと立ち寄った。時間を問わず、無人で購入できるシステムが面白い」と話していた。
高野内さんは「芸能人、プロスポーツ選手、料理人なども通う、知る人ぞ知る存在だった『雪松』のギョーザ。家庭で気軽に楽しんでもらえたらうれしい」と話す。