10代の言葉では表せないさまざまな感情を写真で表現した作品展「止まることを知らない私たちのブルー展」が1月18日・19日の2日間、「artspace&cafe」(足利市通2、TEL 0284-82-9172)で開かれる。
今年20歳、成人式を迎える新井琉玖(りゅうく)さん、艶羅良(あでらら)さん、野々村麻帆さんが10代のうちに表現した写真を展示する。「人としての青さとは、大人になりきれない未熟さということ。性別、年代に関係無く自分の淡い記憶を思い出させる糸口になること」がタイトルの由来だという。
栃木県出身の3人が出会ったのは2017(平成29)年、夏のライブハウス。それぞれがフォトグラファー、シンガー・ソングライター、イラストレーターなど、ジャンルは異なるが表現者として活動していたことから意気投合。共同でミュージックビデオを創作するなどしてきた。同展ではレセプションパーティーとしてアコースティックライブも開催。新井さんの小学校時代からの友人で、これまでミュージックビデオ制作などに関わってきた足利市内で活動中の茂木碧人さん、ぢゅんさん。そして艷さんと野々村さんの知人であるタニグチニョさん、坂爪悠太朗さんがライブを行う。
会場となるカフェは飲食の利用でも客が訪れることから、「足を運んだ理由は違っても、新たに人がつながることができる空間を作りたい」という3人の思いがあるという。足利市出身の新井さんは「生まれ育った大好きな足利で写真展を開催できることはうれしい。不安と期待が入り交じる中の開催だが、10代の、言葉では表せないさまざまな感情を写した作品をご覧いただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は、18日=11時~19時、19日=11時~17時。写真展は投げ銭式。アコースティックライブは18日16時30分~19時。高校生以上1人1,500円(ワンドリンク代含む。中学生以下無料)。