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足利の老舗和菓子店が葛粉使った和氷菓「涼しん棒」発売 濃厚味も

和氷菓「涼しん棒」 溶けるとゼリーのような食感が特徴

和氷菓「涼しん棒」 溶けるとゼリーのような食感が特徴

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 足利の老舗和菓子店「松風屋本店」(足利市猿田町)が今夏から、葛粉を使った新商品「涼しん棒」を販売している。

明治元年創業の松風屋本店(店舗外観)

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 1868(明治元)年創業の同店は150年以上の歴史を持つ老舗。3代目店主の新井康洋さんが店を受け継ぎ、「ちぎり草餅」など伝統の味を守りつつ、季節に合わせた商品を販売している。

 客足が遠のく夏に、「暑い時期でも食べやすい和菓子を」と考えたのが葛粉を使った同商品。フルーツの分量調整など、おいしさを追求して試作を繰り返し、今年7月に販売を始めた。

 味は「みかん」「桃」「ブルーベリー」「マンゴー」「レモン」「スイカ」のフルーツ系と「抹茶あずき」「チョコミント」「コーラ」「ソーダ」の全10種類で、1本180円。種類によって果肉やラムネ、チョコチップなどが練り込んである。冷凍することで、凍ったシャリシャリの食感と溶けたモチモチの食感の両方を楽しめるようにした。

 一番人気は「みかん」と「マンゴー」。販売当初は5種類だったが、季節に応じて旬の素材を使った新しい味を増やしたという。9月上旬には生クリームが入った濃厚な味わいの「涼しん棒リッチ」(1本200円)として「安納芋」「マロン」を新たに発売する。

 店員の津上和江さんは「リピートで買い求めていただく方もいてうれしい。小さなお子さんから年配の方まで、新しい食感なのでぜひ食べてほしい。毎月5のつく日は福寿だんごのサービスもある」と話す。

 営業時間は9時~18時。水曜定休。

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