
「第109回足利花火大会」が8月2日、足利市内を流れる渡良瀬川河川敷で開催された。
1903(明治36)年に始まった同大会は、今年で123年目。例年8月の第1土曜に開催しており、県内外から多くの観覧客が訪れる足利の「夏の風物詩」として知られる。今回は台風9号の影響で延期も危ぶまれたが、予定通りの開催となった。
今年は冒頭の約15分間、東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドによるスペシャルドローンショー「マジック・イン・ジ・エア」が行われた。約1500機のドローンがミッキーマウスなどのディズニーキャラクターを夜空に描き出し、観客から大きな拍手と歓声が上がった。
県内外の花火師による尺玉やワイドスターマインなど、約2万発の打ち上げ花火が打ち上げられ、渡良瀬川沿いの会場が光に包まれた。主催者発表によると、来場者数は昨年を上回る約50万人。家族連れや浴衣姿の若者など、花火を楽しむ来場者の姿が見られた。
家族と訪れた70代女性は「花火もドローンも素晴らしかった。娘や孫と一緒に見ることができて、いい思い出になった」と笑顔で話していた。