プレスリリース

イノカ、鹿沼市と連携し、地域の自然をテーマに子ども達の科学的な視点を育てる教育プログラム「田んぼラボ」を開催

リリース発行企業:株式会社イノカ

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「環境移送技術(R)」を駆使し、自然の「可視化」と「価値化」を進める株式会社イノカ(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:高倉葉太、以下「イノカ」)は、栃木県鹿沼市と連携し、地域の自然資本である「田んぼ」を舞台にしたエデュテインメント型教育プログラム「田んぼラボ」を2026年7月より実施いたします。
■ 背景
現在、日本全国で地域の生態系を支える水田が急速に失われているという深刻な現状があります 。栃木県内の水田面積はこの約30年間で約14,000ha、率にして約15%も減少しており、特に鹿沼市のような中山間地域では耕作放棄地の増加が顕著です。(※1)
さらに、子ども達の自然体験も世代を追うごとに劇的に減少しています 。昆虫採集を日常的に体験する子供はかつての約9割から約6割程度まで低下し、キャンプなどの基本的な自然体験を一度もしたことがない子供が全体の約3割から4割に達するなど、体験の二極化も進んでいます。
鹿沼市には、現在もトウキョウサンショウウオやホトケドジョウといった絶滅危惧種が生息する豊かな環境が残っています。しかし、子供たちにとって目の前の自然が持つ生態学的な希少性を自分事として捉えづらくなっているのが現状です。
そこでイノカは、これまでサンゴなどの海の生き物をテーマに培ってきたノウハウを「田んぼ」という身近なフィールドへローカライズし、生き物のプロフェッショナル集団として地域の自然が持つ真の価値を「教育エデュテインメント」として再定義します。
※1:農林水産省の統計


■ プログラムの特長:探究のプロセスを「型化」

参加する子どもたちは「秘密研究機関イノカ」の見習い研究員として本格的な調査に挑みます。
単なる観察で終わらず、自ら問いを見つけ、仮説を立て、データを集めて検証し、他者に論理的に伝えるという、研究者が研究を行うプロセスと同じ方法で1シーズンかけて体験します。

第1回:7/11 【フィールドワーク】鹿沼の「なぜ?」を採集せよ
田んぼとクリーンセンターで、大人が見逃しがちな自然の不思議を発見。自分の問いを立てる力を養います。
第2回:7/18 【作戦会議】仮説を立て、実験を設計せよ
見つけた不思議に対し「なぜそうなるのか」という予想(仮説)を立て、証拠を集める方法を考えます。
第3回:8/8 【データ解析】真実をポスターにまとめよ
夏休みの調査結果を、プロの知見を交えて整理。事実に基づいた論理的な解釈を導き出します。
第4回:8/23 【成果発表】「かぬま環境探究学会」にて発表せよ
市長や専門家の前で、自分の発見を堂々と発信。修了後は「認定研究員」の証書を授与します。
■ 関係者コメント

栃木県鹿沼市 松井正一 市長
鹿沼市は、市域の約7割を森林が占め、関東随一の清流・大芦川をはじめとする豊かな水と緑に恵まれた街です。この素晴らしい自然を次世代へ引き継ぐことは、私たちの重要な使命です。
この度、株式会社イノカ様が持つ最先端の水生生物に関する専門知見と、本市職員が培ってきた廃棄物処理のノウハウを融合させ、新たな環境教育の扉を開くこととなりました。従来の座学にとどまらず、子どもたちが五感を使って地域の河川生態系やゴミ問題を学び、自ら考えて行動する「ふるさと探検隊」のような実践的なプログラムを始動します。
幼少期から身近な自然の尊さに触れることで、郷土への愛着を育み、将来の環境活動を担うリーダーがここ鹿沼から育つことを期待しています。民間企業と行政の強みを活かしたこの先進的なモデル事業を通じ、持続可能な未来の街づくりを力強く推進してまいります。


株式会社イノカ 取締役CAO 増田直記
私にとって鹿沼市は、幼少期に祖父母の家で過ごし、田んぼを駆け回って生き物と触れ合った特別な場所です 。理科の教師だった祖父のサポートを受けながら取り組んだ自由研究の経験が、生き物を深く愛する原体験となり、イノカを立ち上げる原動力となりました。日本の原風景である『田んぼ』は、世界に誇るべき豊かな生態系であると確信しています。現在、国内では水田の減少とともにその価値が看過され、貴重な命の営みが失われつつあります。本プロジェクトでは、イノカが海の探究で培ったノウハウを鹿沼市のフィールドに活用し、身近な自然を本格的な探究の舞台へと再定義します。子どもたちが自ら問いを立て、科学的プロセスで地域の魅力を解明する体験を通じて、足元の自然に対する深い愛着と論理的思考を育みます。この官民協働モデルを通じ、自然資本の価値を最大化し、自然と経済が共栄する持続可能な未来を共創してまいります。

■ 今後の展開:自然資本を「地域の力」へ

イノカは、この鹿沼市での官民協働モデルを皮切りに、全国の自治体へ「自然の価値を再定義する」教育プログラムを展開していきます。地域の自然資本を教育コンテンツ化することで、若者の流出抑制やシビックプライドの醸成、さらには地域のブランディングへと寄与し、自然と経済が共栄する持続可能な社会の実現を目指します。

■ 【自治体関係者様向け:オンラインセミナーのご案内】

本プロジェクトの始動にあわせ、自治体の教育・福祉担当者様を対象とした特別セミナーを開催いたします。
テーマ: 「地域一体型の才能発見インフラの構築」
登壇者:
株式会社イノカ 代表取締役CEO 高倉 葉太
Michibikiゼミ代表 遠矢 勇輝 氏
内容:地域の自然をテーマにしたプログラムの詳細について
日時:2026年6月25日 14:00~15:00
申し込みURL: https://forms.gle/6RLQBTDjuAupcV497

株式会社イノカについて
2019年創業の自然環境の総合的プロフェッショナル集団です。サンゴやマングローブ、海藻などの海洋生物から、ゲンゴロウやメダカなどの淡水生物まで、水圏の生態専門家を中心に、大学教授をはじめとする自然科学の研究者、そして環境ビジネスの専門家が在籍しています。
「人類の選択肢を増やし、人も自然も栄える世界をつくる。」というミッションを掲げ、産官学と連携し、共に持続可能な豊かな地球を目指し、自然関連の新規事業創出を行っています。
URL: https://corp.innoqua.jp/


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