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足利出身の「fusen」がファーストアルバム 故郷の景色を思い浮かべ曲作り

「fusen」上遠野日向さん、岡野創太さん、林龍佑さん(左から)

「fusen」上遠野日向さん、岡野創太さん、林龍佑さん(左から)

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 足利出身のバンド「fusen(フセン)」が10月26日、ファーストアルバム「フセン」を発売した。

ファーストアルバム「フセン」(写真提供=ソニー・ミュージックアーティスツ)

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 メンバーは20~21歳で、足利市出身の林龍佑さん(ボーカル、ギター)、上遠野(かどおの)日向さん(ベース、キーボード、コーラス)、佐野市出身の岡野創太さん(ドラムス、パーカッション、コーラス)から成る3人組バンド。2019年の「ソニー・ミュージックアーティスツ オーディション」で優秀賞を受賞し、現在ソニー・ミュージックアーティスツに所属する。

 アルバムは全13曲で、2020年のファーストEP「カサブタ」、2021年発表のセカンドEP「dig」の収録曲、TOKYO MXテレビのドラマタイアップ曲「些細(ささい)な事」などを収録した。新たに2曲、ライブの最後に歌うため製作したというアルバムリード曲「また会いましょう」、林さんがコロナ緊急事態宣言中、思うように音楽活動ができず不安な思いを込めたという「僕等の日々」も収録する。

 「また会いましょう」「些細な事」「僕等の日々」と「月のひとかけら」の4曲は、フジファブリックの金澤ダイスケさんがプロデュース。「また会いましょう」のレコーディング、ミックスはユニコーンや奥田民生さんなどの作品を手がけた宮島哲博さんが行い、全曲マスタリングはユニコーンのABEDONさんが担当した。

 歌詞カードの写真について林さんは「自分たちの中での『足利』をイメージする場所でもあり、fusenのルーツにつながる場所。練習前にたこ焼きを食べた思い出の店や、画材を買っていた店など、思い出深い場所ばかり。聴いた人が、足利に来て『あの歌詞はここのことを書いたんだな』と分かってくれたらうれしい」と話す。

 岡野さんは「『ファースト』というのは特別な意味を持つように感じている。自分たちがバンドを始めた頃からの曲と、いまの曲どちらもアルバムに入っている。僕らのことを伝える一枚となっているので聞いてほしい」、上遠野さんは「友達からアルバム買ったよ、という声をもらい、みんなに待ってもらっていたのだなと実感した。みんなの支えがあってここまできたし、みんなの応援がこれからの自信にもつながる」と話す。

 価格は2,800円。CD販売のほかストリーミングサービス、ダウンロードサービスで配信。

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