北関東自動車道「(仮称)足利スマートインターチェンジ(IC)」連結許可書の伝達式が10月26日、足利市役所(足利市本城3)で行われた。
同スマートICは、足利市が産業活性化や広域的医療体制の充実の観点から設置を国に要望していた。2021年8月6日、国土交通省の「スマートインターチェンジの準備段階調査箇所」に採択され、同11月26日の第1回準備会開催を経て、同省が9月30日に新規事業化を発表した。北関東自動車道の足利IC(菅田町)と太田桐生IC(群馬県太田市)の区間に整備される。
今回の式典は、国土交通大臣発行の「連結許可書」の伝達を目的としたもの。許可書は、同省宇都宮国道事務所の吉田幸男所長から早川尚秀足利市長へ手渡された。県道や市道を高速道路に連結する場合、国土交通大臣の許可が必要で、許可書の受領後、開通に向けた用地取得や工事に入る。
早川市長は「スマートIC整備によって、高速道路をより有効活用できる。地域振興や観光地の活性化などのまちづくり、災害発生時における緊急輸送網の構築など、さまざまな効果を期待している。今後は地元の皆さんのご理解とご協力を頂きながら令和9年度の開通を目指したい」と話す。