足利写真部による写真展「#あしかがしき」が6月15日、「artspace&cafe」(アートスペースアンドカフェ、足利市通2)で始まった。
足利写真部は、同市で活動するフォトグラファーらが写真にまつわる情報共有や、撮影会を開くなどの交流を目的として、2020年8月に結成した。現在7人が在籍し、うち6人のメンバーによる作品を展示する。
今回初めての開催となる同展は、「四季」「色」などを6人それぞれの「式」で撮影した作品を展示する。光の反射による見え方を意識し、写真を現像する紙も一人一人がこだわったという。会場では、足利織姫親善大使の3人をモデルに行った撮影会のメーキング動画も上映する。初日の15日は、入れ替わり見学者が訪れ、在廊するメンバーから直接話を聞く姿が見られた。
市内在住の20代男性は「こんな写真が撮れる足利ってすてきな場所だなと再認識した。撮影者に、写真で表現した細々としたところや、用紙のこだわりも説明してもらい、貴重な体験が得られた」と話す。
代表の本田恵大さんは「コロナ禍でなかなか集まって活動できず、何か形にしたいという思いがやっとかなった。今後は部員以外の人を集めての撮影会や、講習・イベント開催などを行いたい」と展望を語る。
開館時間は11時~18時(最終日は16時まで)。入館無料。今月19日まで。