ソニー・ミュージックアーティスツ所属のスリーピースバンド「fusen(フセン)」が1月26日、5カ月連続配信シングルの最後を飾る「生きよう」をリリースした。
同バンドは2018(平成30)年結成。2019年の「ソニー・ミュージックアーティスツ オーディション」で優秀賞を受賞した。足利市出身の林龍佑さん(ボーカル、ギター)、9カ月ほどのサポートメンバーを経て昨年6月から正規メンバーになった上遠野(かどおの)日向さん(ベース)、佐野市出身の岡野創太さん(ドラムス、コーラス)の3人から成る。
昨年から活動拠点を東京に移したものの、コロナ禍でライブやイベントが軒並み中止に。レコーディングも難しくなるなど活動が制限される中、地元ライブハウスへの出演にも精力的に参加している。
林さんが全楽曲の作詞作曲を手掛け、アレンジはメンバー全員で行う。楽曲制作について、林さんは「自分とよく相談し、会話することを意識している。自分が気付いていないところにみんなとの共通点、弱点があるような気がしていて、それを見つけられるようにしている」と話す。
「夜更かし」「美しい世界」「薄灯」「冬の泣き虫」に続く5カ月配信のラストシングル「生きよう」は、今年1月に成人式を迎え地元の式典に出席した3人が『大人になること』を意識し、これまでにないアップテンポにより、新しい「fusen」を表現する。ジャケットやミュージックビデオは、現役美大生の岡野さんが手掛ける。林さんは「新成人に向けて『大人になること』について考えて聴いてほしいし、不安は自分だけじゃない。聴いた人が前向きに過ごしてくれたら」と曲に込めた思いを語る。
楽曲はストリーミングサービス、ダウンロードサービスで配信中。3月27日、高崎「clubFLEEZ(クラブフリーズ)」「clubFLEEZ Asile(アジル)」(群馬県高崎市)で行われるサーキットイベント「EASTER」に出演予定。