足利市の「燃やせるごみ用 指定ごみ袋」のデザインが変わった。
足利市の「燃やせるごみ用 指定ごみ袋」旧デザイン(左)と新デザイン(右)
足利市のゴミ袋指定制は「ゴミの抜本的な減量やリサイクル推進」などを目的に、2008(平成20)年4月1日に始まった。2007(平成19)年は4万692トンだった「家庭から出る燃やせるゴミの量」は、制度導入後の翌年は3万2827トンになり、8865トンの減量に成功。以降も3万2000トン前後で推移しており、昨年度は3万1835トンだった。
デザイン変更について、クリーン推進課の富田さんは「デザインの変更は有料指定袋を導入して以来、初の試み。ゴミ減量の啓発が大きな目的で、燃やせるゴミの分別意識を高めるため」と説明する。
新しいデザインのゴミ袋は旧式同様、ピンク色で、イラストや文字などを新たに追加した。袋の口部分に「ごみは朝8時30分までにむすんでお出しください」の文字を入れたほか、資源・有害ゴミの混入防止、生ゴミを水切りするイラストなどを盛り込んだ。
ゴミ袋の製造は7月に始め、既に取扱店への出荷も進んでいる。10月以降には「大袋」「中袋」「小袋」全種について、新デザインのゴミ袋が店頭に並ぶ予定。富田さんは「これを機に、少しでもゴミが減り、ゴミの分別を意識していただける方が増えれば。今後とも、ゴミの適正排出への協力をお願いしたい」と呼び掛ける。
価格の変更はなく、古いデザインのゴミ袋も引き続き使える。大袋45リットル=150円、中袋20リットル=100円、小袋10リットル=70円(全て1組10枚入り)。