「渡良瀬ウォーターパーク」(足利市岩井町)が7月17日、今夏の営業を始めた。
同施設は、面積1万2000平方メートル、最も深い場所で水深80センチの「わたらせビーチ」と水深30センチの「じゃぶじゃぶ池」を有する。昨年はコロナ禍により全施設の営業を停止したため、2年ぶりの開園となる。感染症対策などの事情により「じゃぶじゃぶ池」は今年も休園する。
同施設職員は営業再開に当たり、前年度開園していた「井頭公園1万人プール」(真岡市)、「那須野が原公園ファミリープール」(那須塩原市)を視察し、コロナ禍での運営方向を模索してきたという。今年は感染症対策として2カ所あった入り口を1カ所にし、検温・消毒のほか、営業を午前・午後の2部に分け、各部で1000人の入場制限を行う。午前午後の入れ替え時にはロッカールームなどの消毒を行い、売店の営業はしない。
今夏の営業が決定したことで、2019年の台風19号で被災した水道管やシャワーの設備改修を終えた。施設を管理する、渡良瀬グリーンプラザの尾崎千秋さんは「昨年はコロナ禍で休園だったのでまずは開園できてよかった。感染症対策には最善を尽くしているので、楽しんでほしい」と呼び掛ける。
梅雨が明け、快晴の初日17日は、1部で約700人が来場した。群馬県館林市から子連れで遊びに来た半田正也さんは「初めて来たが広くて開放感がある。警備員の目も多い印象。昨年はコロナで、今年は学校のプールもあまり入れなかったので子どもたちはとても喜んでいる」と話していた。
営業時間は1部=10時~12時30分、2部=13時30分~16時。入場料は、大人(高校生以上)=220円、子ども(中学生以下)=80円、未就学児無料。駐車場無料。7月19日~21日は休園。営業は8月29日まで。木曜休園(7月22日を除く)。
※新型コロナウイルス(COVID-19)の感染症対策により8月22日まで休園となりました。(7月30日発表)